本研究はギャップ結合タンパク質Cx39.4のイメージングと、Cx39.4とポリアミン化合物スペルミジンの結合親和性解析から、ゼブラフィッシュの体表模様形成に関与する分子メカニズムの解明を目指した。Cx39.4のイメージングでは、Cx39.4のC末端領域に蛍光タグを挿入した融合遺伝子を細胞に発現させることにより、蛍光顕微鏡下でCx39.4のギャップ結合を可視化することができた。一方、等温滴定型カロリメトリーを用いた結合親和性の解析については、実験条件を最適化し、改めて実験を行う必要がある。以上により、当初予定していたプロジェクトの半分は達成したと言える。
|