いわゆるハイリスク脊椎手術といわれる靭帯骨化症、脊柱側弯症、脊髄腫瘍手術ではその発生率は一般脊椎手術よりも高い。ゆえに脊髄モニタリングは重要な医療安全ツールであるが麻痺が強い症例にはMEP波形導出率が低い問題点がありこの点について解決したく本研究を行った。硬膜外より刺激強度は15-20mAとして10-15回連続刺激して加算平均する手法では従来のTc-MEPより優位に波形振幅が増大される効果は得られなかった。引き続き刺激強度を高めるなど手法を修正し波形導出率の向上に役立つ方法について研究を進めている。
|