本研究により、mdxマウスにイブジラストを投与することでSMの重量が減少した。また、筋萎縮マーカーであるMuRF1の発現量が減少した。加えて筋損傷の指標であるCK値が低下することが明らかとなった。さらに、筋力の試験であるHanging wire testの成績がイブジラスト投与により改善したことから、イブジラストが筋損傷や筋力の低下を抑制していることが示唆された。本研究の結果からTRPC3チャネルの関与が示唆されている疾患モデルに対する治療効果を検討することで、治療法の確立とともに病態メカニズムの解明につながることが期待される
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