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2022 年度 研究成果報告書

肝細胞がん治療薬レンバチニブのTDM確立を目指した臨床薬理学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K16042
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

野田 哲史  滋賀医科大学, 医学部, 客員准教授 (60865707)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードレンバチニブ / 臨床薬理学 / 肝細胞がん / 血中濃度モニタリング
研究成果の概要

進行肝細胞患者を対象に、レンバチニブの血中濃度と副作用・治療効果の関連について、後方視的観察研究を実施した。その結果、Receiver operating characteristic (ROC) 解析において、grade 3以上の副作用を発現する有意なカットオフ値は、71.4 ng/mLであり、responderを予測する有意なカットオフ値は、36.8 ng/mLの結果が得られた。

自由記述の分野

臨床薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果により、TDMに基づくレンバチニブの個別化投与設計が可能となり、個々の患者に合わせた適切な薬剤選択・投与量決定が実現する。これにより、①最適な治療効果を早急に得られることによる治療効率の向上、②過剰投与の防止に基づいた有害事象発現率の低下と患者のQOL改善、という医学的なメリットに加え、③投与量の最適化による薬価負担の軽減や、④有害事象発現率の低減による有害事象関連医療費の軽減など、薬剤経済学的なメリットも期待できる。

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公開日: 2024-01-30  

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