研究課題/領域番号 |
20K16068
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(静岡・てんかん神経医療センター臨床研究部) |
研究代表者 |
山本 吉章 独立行政法人国立病院機構(静岡・てんかん神経医療センター臨床研究部), その他部局等, その他 (60596245)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | てんかん / 薬物動態 / 有害事象 / 血中濃度モニタリング |
研究成果の概要 |
ルフィナミドとレベチラセタムの薬物動態解析を行い,治療濃度域を明らかにした.ルフィナミドの血中濃度はフェニトイン,カルバマゼピン,フェノバルビタールの併用により43.4%,13.2%,30.3% 減少した.一方,バルプロ酸の併用によってルフィナミド濃度は有意に上昇した.本剤の有効血中濃度範囲は13-27μ/mLで濃度が20μ/mLを超えると有害事象の発生率が8.6倍上昇した.一方,幼児のレベチラセタムクリアランスは最も高く,成長に伴い低下した.さらに慢性腎臓病を合併した小児と青年のレベチラセタム濃度はそれぞれ6.9%,39.3%上昇した.本剤の濃度範囲は11-32μg/mL であった.
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自由記述の分野 |
医療薬学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
てんかん患者の約60%は15歳以前に発病し,0~1歳の発病率が最も高い.小児期発症のてんかんの中には,レノックス・ガストー症候群,ドラベ症候群など乳幼児期にてんかん性脳症を生じて重度の脳機能障害を来す稀少難治てんかんも含まれる.本研究は,大規模な症例集積によりルフィナミドおよびレベチラセタムの薬物動態を解明し,最適血中濃度域を同定した.今後ペランパネル,ラコサミドに関してもエビデンス蓄積し,国内外の小児てんかん患者の予後改善,QOL向上に貢献できると考える.
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