| 研究課題/領域番号 |
20K16071
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| 研究機関 | 千葉大学 |
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研究代表者 |
廣瀬 素久 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (30835939)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | 不眠症 / 薬剤師 / 薬局 / 遠隔服薬指導 / 認知行動療法 |
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| 研究実績の概要 |
不眠症は、十分な睡眠の機会があるにも関わらず、入眠困難や早朝・夜間の覚醒、熟睡感のない睡眠および日中の眠気が生活上の支障をもたらすことが、3ヶ月以上にわたって週に3回以上経験されることで診断される。ストレス・生活リズムの乱れなど様々な要因によってもたらされる疾患で、うつ病などを併存している病態も指摘される。今般の新型コロナウイルス感染症による社会状況もその原因の一つであり、多くの人々に過度なストレスを与え、環境の変化や生活リズムの乱れを起こしている。新型コロナウイルス感染症拡大がもたらす社会的経済的状況などがうつ病と関連していることが報告されている。本研究は、不眠症患者に対し、遠隔による服薬指導が、不眠の状況等にどのような影響を与えるかを明らかにすることを目的としているが、今般の医療関係者を含めた多くの人がメンタル不調になり、また今後も増えていく可能性が指摘されている状況から、その関連調査として、本年度は保険調剤薬局薬剤師における新型コロナウィルス感染症対応等による影響を調べる事とした。保険調剤薬局において、新型コロナウイルス対応（0410対応）として、遠隔服薬指導が特例措置として認められたことも受け、対応の実施状況・新型コロナウイルス対応に関するアンケートおよび、うつ（不眠に対する質問を含む）・不安についての質問紙を用いて調査を行った。対象は千葉市にある保険調剤薬局に勤務する薬剤師（管理薬剤師、一般勤務薬剤師）であり、236名から回答を得た。さらに、収集したデータを用いて、解析を進めた。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症による時事的な状況を鑑みて、患者ではなく保険調剤薬局薬剤師に対する調査を行ったため。
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| 今後の研究の推進方策 |
初年度に行った調査のデータの解析および整理を行う。さらに、対象を患者とした研究のための協力薬剤師の確保および薬剤師に対する不眠症の指導教育を「千葉大学メンタルサポート医療人養成プログラムにおける不眠症治療の授業」を履修してもらうことで行い、実施体制を整備する。その後、対象者のリクルート、遠隔服薬指導の実施と検証へと方策を進める。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
本年度は、保険調剤薬局薬剤師における新型コロナウィルス感染症対応等による影響を千葉市と協力してアンケート調査を行ったため、予定していた物品の支出等が発生しなかった。次年度では本年度に行う予定としていた、対象を患者とした研究のための協力薬剤師への謝金、解析のためのノートパソコン、情報収集のための学会参加の参加費や旅費、遠隔服薬指導の実施のための物品等への使用を計画している。
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| 備考 |
Psychologists Without Borders in Sweden
International and online webinar: “Impact of the Corona-pandemic in mental health”
Sweden, 7th November 2020
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