リツキシマブによるインフュージョンリアクションの発現について、濾胞性リンパ腫における発現率が高いことを示した。2回目投与時における副腎皮質ホルモン剤の強化が有用な可能性が示唆された。リツキシマブのバイオシミラー製剤についても検証し、先発品と後続品において発現頻度は変わらないことを明らかにした。 免疫チェックポイント阻害薬の投与においては、早期に発現する副作用の発症率が臨床試験の報告よりも高く、特にデュルバルマブの投与において2回目投与以降でも副作用が継続して発現する症例が確認された。また、殺細胞性抗がん剤との併用において、副作用の発現率に変化はなかったが、出現した症状が異なることが確認された。
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