爬虫類や哺乳類の体軸骨格筋は、分節性に区切れた体節から筋芽細胞が分化し、体節の分節性が崩壊するとともに隣り合った体節由来の筋細胞が融合することで形成される。現在までに体節がどのように崩壊していくかは分かっていない。本研究では、ニワトリ胚におけるmyoseptum形成、消失過程を形態学的に解析し、myoseptum消失を簡便に検出するための新規検出系の作製過程で、卵殻外でのニワトリ胚培養システムを作製した。このシステムにより培養皿内で初期胚のタイムラプス観察が可能となった。今後はさらに安定した胚培養システムを作製し、より長時間の観察が可能となるようにニワトリ胚の長寿命化を目指す。
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