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2020 年度 実施状況報告書

新規一次感覚ニューロンの生理的・病理的役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K16114
研究機関関西医科大学

研究代表者

小池 太郎  関西医科大学, 医学部, 助教 (00735590)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード脊髄神経節 / 感覚ニューロン
研究実績の概要

当該ニューロンが成熟したニューロンであるかを明らかにした。神経トレーサーを脊髄神経節の末梢側および中枢側に投与したところ、当該ニューロンの細胞体が可視化されていたことから、末梢と中枢に突起を伸ばしている事が判明した。ニューロンの形態解析のため、(1)Creリコンビナーゼ依存的に蛍光タンパク質を発現するマウスを準備し、当該ニューロン特異的遺伝子のプロモーター下でCreリコンビナーゼを発現するアデノ随伴ウイルス(AAV)を作製し投与、(2)Wildタイプマウスに当該ニューロン特異的遺伝子のプロモーター下で蛍光タンパク質を発現するAAVを作製し投与した。しかし、目的とは異なるニューロンでレポーター遺伝子の発現が認められたことから、現在適切なプロモーターおよびエンハンサーの検索が必要と判明した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

学内でアデノ随伴ウイルスの使用が認められている動物実験施設の飼育ラックを確保するのに予定より時間がかかってしまったため。また、当初計画していたプロモーターがうまく作動しないことが判明し、プロモーターアッセイをおこなう必要が生じたため。

今後の研究の推進方策

本研究において、当該ニューロンの可視化は必須事項であるため、これに取り組む。具体的には当該ニューロンでレポーター遺伝子を発現するアデノ随伴ウイルスを作製する。その後、可視化されたニューロンの形態解析と採取をおこない、形態と転写産物の情報を基に機能解析に移る。

次年度使用額が生じた理由

当初計画していた正常動物での当該ニューロンの標識法の確立が計画通りに進まず、予定していた疼痛行動の解析が遅れ、計画していた疼痛行動解析機器の購入が出来ていないため次年度使用額が生じた。当初の計画どおり、疼痛行動解析機器の購入に充てる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Array tomographyとCLEMを用いた神経突起周囲サテライトグリア細胞の観察2021

    • 著者名/発表者名
      小池 太郎, 田中 進, 加瀬 政彦, 平原 幸恵, 林 真一, 大江 総一, 中野 洋輔, 北田 容章
    • 学会等名
      第126回日本解剖学会総会・全国学術集会

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公開日: 2021-12-27  

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