研究課題
本研究では、担がんモデルマウスと最新の生体イメージング技術である多光子励起イメージングを用いて、従来の組織標本では検出が難しい腫瘍細胞浸潤の動きに関係の深い情報を取得し、腫瘍細胞が浸潤能を獲得していくメカニズムを明らかにすることを目的として研究を行った。この目的を達成するために、当該年度は本研究で観察対象とする担がんマウスを適切に飼育・繁殖させ、このマウスの生体組織を多光子励起イメージング技術で経時的に可視化する最適な観察系の確立を中心に検討した。
2: おおむね順調に進展している
本研究で観察対象とする担がんマウスを適切に飼育・繁殖させ、このマウスの生体組織を多光子励起イメージング技術で経時的に可視化する最適な観察系の確立を中心に検討を行うことができた。
今後の推進方策としては、生体イメージングのデータを経時的に取得して、その特徴量を定量的・統計学的に評価する手順を確立する。
すべて 2021 2020
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 3件)
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