今後の研究の推進方策 |
マウスやヒト腎、hiPS細胞からのkidey organoidなどのsingle cell RNA-seqの報告でもポドサイトで発現を認める遺伝子の中にSt6galnacファミリー2~6は含まれていたがSt6galnac1は検出されていなかった(Park J, et al. Science 2018, Tracy T, et al. Dev Cell 2019)。 申請者が行ったRNA-seqでは健常糸球体ではSt6galnac2,3,4,6のmRNAが検出されていたが、傷害ポドサイトで有意な発現上昇を認めたものはSt6galnac2のみであった。今後、ポドサイト培養細胞にSt6galnac1, 2を発現させ、細胞表面に発現する膜タンパクの糖鎖修飾を親株と比較する。
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