研究課題/領域番号 |
20K16204
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 啓 愛知医科大学, 医学部, 講師 (40732699)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 末梢性T細胞リンパ腫、非特定型 / Lymphoepithelioid type / 組織球 / CD30免疫染色 |
研究成果の概要 |
末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)、非特定型のLymphoepithelioid typeはAngioimmunoblastic T-cell lymphoma with high content of epithelioid cellsに比べ予後良好であり、微小環境中の組織球の性質の違いが、予後の違いに関係していることが示唆された。 またPTCLにおけるCD30免疫染色の均てん化に関する検討を行い、Ventana(OptiView)、Bond III(200-400倍希釈)、Dako Omnis(リンカーあり、100-200倍希釈) の条件でCD30の染色性、陽性率が同程度になることが分かった。
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自由記述の分野 |
人体病理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PTCL-NOSの稀な亜型であるLeLとAITL-EPIの予後、微小環境中の組織球の性質の違いを明らかにした。両者は組織学的に類似していることもあり、鑑別が問題となるが、診断時に両者を厳密に区別することが重要であり、またPTCLの微小環境が腫瘍の性質に影響を与えるということが分かった。 CD30免疫染色はPTCL患者にBrentuximab vedotinの使用を決定する上でCD30免疫染色による検索は必須事項となっている。各社の自動免疫染色装置によるCD30免疫染色を均てん化することはPTCL患者におけるBrentuximab vedotinの適正使用に繋がることが期待される。
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