研究課題/領域番号 |
20K16215
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
宮原 大貴 信州大学, 先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所, 助教(特定雇用) (90823287)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | アミロイドーシス / 老化 / マウス / プロテオミクス / マクロファージ / 加齢性疾患 |
研究成果の概要 |
本研究では、マウスが加齢に伴い自然発症する全身性老化アミロイドーシスをモデルに、LC-MS/MS解析によるプロテオーム解析でアミロイド共沈着蛋白質における補体系因子の集積を明らかとした。培養細胞系でマクロファージはエンドソーム-ライソゾーム経路を介して老化アミロイドを分解した。更に、薬剤誘導的に細網内皮系マクロファージを枯渇させたマウスでは伝播による誘発病態が顕著に亢進したことから、発症の初期段階でマクロファージが防御的な役割を果たすことが示唆された。
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自由記述の分野 |
実験病理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化社会を背景として、加齢性アミロイドーシスの患者数は増加の一途を辿っている。本研究成果で、アミロイドインタラクトームを解析することで見出されたマクロファージ細胞によるアミロイドの分解機序は、生体にはアミロイド抑制機構が備わっていることを示すものであり、加齢による免疫応答の低下がアミロイドーシスの発症基盤の一つと考えられる。今後、インタラクトームによって生じる組織のアミロイド好発環境とその形成機序を解明することによって、種々の病型に応用可能な予防・治療法の確立が期待できる。
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