当院において半年以上の経過観察が可能であった168病変を対象として検討を行い、168病変中44%に当たる74病変で治療介入が行われていた。頸部発生例では画像上の増大とは有意な関連を示さなかったが、他の部位と比較し有意に治療介入に至るリスクが高かった。他の治療介入リスクとしてはCTNNB1 S45F変異を持つ例が単変量・多変量解析ともに治療介入リスクであった。 この結果はアジアからの報告として最大であること、また頸部が治療介入のリスクであることを示唆することができ、有用な報告であると考える。本研究成果は、国際科学誌『Cancer Medicine』に掲載された。
|