CLL-1.CAR/C7R-T細胞(C7R-T)は、サイトカイン非存在下で、リン酸化STAT5を持続的に発現することを、リン酸化フローサイトメトリーにて確認した。サイトカイン非存在下で長期培養を行ったとき、CLL-1.CAR-T細胞(CAR-T)はDay 30には死滅したが、C7R-Tは有意に長期間培養された。CAR-TとC7R-TをそれぞれCLL-1陽性細胞株であるHL60と共培養した際、C7R-Tはより長期間抗腫瘍効果を示した。in vivo実験においては、HL60を投与したNSGマウスにC7R-TあるいはCAR-Tを投与し、抗腫瘍効果の増強を確認できた。
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