I期肺癌に対して重粒子線治療を行った症例の治療前、治療直後、治療後1か月の血液検査を行った。当初の予定では20例の予定をしていたが、研究予算の関係で6例が対象となった。現在、検体は液体窒素にて保管中であり、他サンプルとまとめて解析を行う予定である。治療を行った症例の予後と血液中のリンパ球の状態を調べることにより、重粒子線治療により免疫状態がどのように変化するのか、また予後予測因子としても用いることが可能なのかを調べる予定である。今回の研究は予備的なものであり、今回の研究結果をもとにそれを検証するより大規模な研究を行う予定である。
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