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2021 年度 研究成果報告書

RRN3を標的とした肝胆膵癌の革新的治療開発に関する基礎的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K16407
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関群馬大学

研究代表者

石井 範洋  群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (00711508)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード肝胆膵 / 膵癌 / 治療抵抗性 / 悪性 / RRN3 / 抗癌剤感受性 / リボソーム / 転写
研究成果の概要

M2BPGiの癌促進効果の解析から同定されたRRN3蛋白の膵癌における悪性化の意義について研究を行った。In vitroにおける解析では膵癌細胞株のRRN3蛋白の発現を特異的siRNAで抑制すると増殖能、浸潤能が抑制され、抗癌剤感受性が亢進することが明らかとなった。膵癌切除症例の臨床検体を用いた解析でも、RRN3高発現症例は予後不良であり、Ki-67発現と相関関係を認め悪性度の関連が示唆された。NOD-SCIDマウスを用いたIn vivo皮下腫瘍モデルにおいてもRRN3抑制により腫瘍の増大が抑制された。RRN3が膵癌の悪性度に関わることが占められ、治療標的として有望である可能性が示された。

自由記述の分野

臨床腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝胆膵癌は難治性固形癌の代表であり、治療成績はまだ十分とは言えない。癌の悪性度に関わる分子の解析が進むことで、治療成績の向上に結び付く可能性がある。RRN3蛋白が膵癌の悪性度(増殖能や浸潤能、抗癌剤抵抗性)に関わることが示されたため、RRN3を軸とした治療戦略は、膵癌の治療抵抗性を克服する新たな治療法の一つとなる可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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