研究課題
若手研究
本研究では早期口腔癌の描出と深部評価を行うためのツール開発を最終目標とし、生体イメージングの技術を利用して口腔癌病変の観察と評価を行った。まず先行研究として口腔癌から頸部リンパ節転移をきたした症例のリンパ節を用いて透明化サンプルを作成し、蛍光顕微鏡を用いて3次元評価を行った。本研究を生かして今後は生体組織でのライブイメージングにつなげていく予定である。
外科系歯学
癌の治療において『診断』は患者の予後と治療に大きく影響するものである。現在多くのモダリティーが開発され診断精度は高まってきているが、早期口腔癌においては視診・触診に委ねることが多いのが現状である。本研究では早期口腔癌の描出と深部評価を目的とし、切除組織を用いた先行研究を行った。今後生体組織に応用できれば口腔癌の早期発見や早期治療、手術範囲の決定に有用な情報を得ることができ、社会的意義は大いにあると考える。