本研究では独自に研究代表者らが開発した3つの新規技術「マイクロ流体デバイスを用いた運動機能による細胞選別方法」、T細胞と腫瘍組織との相互作用がin vitroでイメージング可能な「Tumor-on-a-chip」、「iPS細胞由来CAR-T細胞(CAR-iPS-T細胞)作製技術」をツールとして用いることにより、固形がんにおけるT細胞の遊走能力や浸潤能力の制御メカニズムの解明に取り組む。今回、免疫細胞を標的細胞への遊走性で選り分けることのできるこれまでにないデバイスの開発に成功した。これにより選別された免疫細胞を用いて、抗腫瘍効果に影響を及ぼす因子のスクリーニングができる可能性を拓いた。
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