研究実績の概要 |
淡明細胞型腎細胞がんの発生にPBRM1遺伝子がどの様に関わっているのか、またこのマーカーが再発予測や治療効果予測マーカーになり得るのかなどの検討を行っている。すでに免疫組織化学的な検査において、淡明細胞型腎細胞がんの組織切片においてPBRM1蛋白の発現低下の傾向や特徴に関しては、発表や報告を行ってきた(H.Ohsugi, Ann Surg Oncol; 28, 2359-2366, 2021., K.Saiga, Cancers; 14, 1062, 2022.)。PBRM1の蛋白発現と遺伝子発現に関しては、すでに相関性があることが示されているが、がん細胞でのRNAレベルにおいてPBRM1の発現低下がどのような機序で起きているかは示されていない。これを明らかにすることを目標としている。
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