研究実績の概要 |
淡明細胞型腎細胞がんの発生にPBRM1遺伝子がどの様に関わっているのか、またこのマーカーが再発予測や治療効果予測マーカーになり得るのかなどの検討を行った。 淡明細胞型腎細胞がんの組織切片においてPBRM1蛋白の発現低下の傾向や特徴に関しては、発表や報告を行ってきた(H.Ohsugi, Ann Surg Oncol; 28, 2359-2366, 2021.)。 PBRM1の蛋白発現と遺伝子発現に関しては、すでに相関 性があることが示されているが、がん細胞でのRNAレベルにおいてPBRM1の発現低下がどのような機序で起きているかは示されていない。これを明らかにするために、in situにての評価を本年度の目標とした。
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