研究成果の概要 |
本研究では、HLH-2004に登録されたEBV-HLH 48例を対象として全ゲノム解析を行うことによりゲノム異常と臨床情報を統合することによりEBV-HLHの新たな予後因子を解明する事を目的とする。EBV-HLH48例中、全ゲノム解析を行うための十分な検体量が確認できた23例について全ゲノム解析を開始した。解析症例23例全体の発症時EBV-DNA量平均は白血球中357,626コピー/ml、血漿中1,793,562コピー/mlであり、T細胞受容体クロナリティは14例に認められた。ゲノム解析結果が得られ次第、臨床情報との統合を行い、ゲノム異常の有無による予後や検査値の比較や治療標的の探索を行う。
|