慢性心不全患者の緩和ケアニーズを明らかにし、緩和ケアスクリーニングツールの日本語版を開発し、その信頼性・妥当性を検証することを目的とした。まずは外来慢性心不全患者における苦痛の頻度とその強さを調査し、呼吸困難などを感じており、エンドオブライフディスカッションをしたいというニーズが存在することが判明した。この調査結果は、Palliative Medicine Reportsにて発表した。また短報を投稿中でレビュー結果待ちである。次に緩和ケアのスクリーニングツールであるNAT:PD-HFの日本語版の信頼性と妥当性の検証を進めているが作業の遅れにより信頼性と妥当性を検証する研究が進行中である。
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