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2022 年度 研究成果報告書

副腎由来代謝産物に着目した新規骨粗鬆症診断バイオマーカーの確立

研究課題

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研究課題/領域番号 20K16525
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関九州大学

研究代表者

馬越 真希  九州大学, 医学研究院, 特別研究員(RPD) (20789672)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード副腎 / 骨粗鬆症 / ステロイド
研究成果の概要

原発性アルドステロン症や褐色細胞腫と骨粗鬆症との関連性を見出した。メンデルランダム化研究により副腎アンドロゲンの骨保護作用を報告し、生理的条件での副腎由来ホルモンにおける骨代謝への影響を明 らかにした。網羅的ステ ロイドミクス解析を実施し、クッシング症候群における副腎由来ステロイド代謝物の骨粗鬆症への関与を検討した。特に閉経前女性のクッシング症候群患者では、特徴的なステロイドプロファイルを呈し、副腎腫瘍はグルココルチコイドとミネラルコルチコイド代謝産物を産生し、骨量低下に関与すること、グルココルチコイド過剰は付随副腎を萎縮させて副腎アンドロゲン産生は抑制 し、骨質劣化に関与することを見出した。

自由記述の分野

副腎、骨代謝

研究成果の学術的意義や社会的意義

主要な内分泌臓器である副腎は、内外のストレスに応答してホルモンを分泌し、生体の恒常性を維持している。副腎は3層構造を呈する皮質と髄質より構成さ れ、皮質では層特異的にステロイドホルモン(ミネラルコルチコイド、グルココルチコイド、副腎アンドロゲン)が産生され、髄質ではカテコールアミンが産生される。ホルモン過剰状態では、ストレス応答性が破綻し、様々な加齢性疾患を引き起こす。コルチゾールの過剰はステロイド骨粗鬆症を引き起こすことはよく 知られているが、その他のホルモンの骨代謝への影響は明らかではなかった。本研究により、多様な副腎由来代謝産物が協調して骨粗鬆症の進展に影響していることが明らかになった。

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公開日: 2024-01-30  

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