ZEB2遺伝子欠損により生じるMowat-Wilson症候群は、難治性てんかん、小脳症、精神発達遅滞、腎低形成、Hirschsprung病など、多彩な症状をきたす.病態機序解明・治療法開発に向けて,脳オルガノイドを用いた疾患モデルを作成,その表現型を解析することを目的とした.申請者はCRISPR/Cas9を用いてZEB2ノックアウト(KO)ヒトES細胞を作製し,それを用いて大脳皮質オルガノイド(CO),脳幹オルガノイド(BSO)を樹立.定量PCR,免疫組織化学,一細胞RNA sequencingを行い,野生型とZEB2ノックアウトCO/BSOの比較を行った.
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