研究課題
若手研究
本研究の目的は寛解したうつ病患者において認知的過覚醒がうつ病の再発を予測するかを探索することである。入院治療によって大うつ病性障害が寛解した患者について退院時に認知的過覚醒尺度を取得し、認知的過覚醒が退院後1年以内のうつ病再発を予期する因子になるかを調査した。しかしながら、高過覚醒群と低過覚醒群で再発率に差はなく、認知的過覚醒尺度がうつ病再発マーカーであることを示すことはできなかった。
Psychiatry
本研究は認知的過覚醒尺度がうつ病再発マーカーであることを示すことはできなかったが、本研究はサンプル数の小さい探索的試験であるため、今後更なる研究が必要である。