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2022 年度 実施状況報告書

ドパミン機能障害の視点からみた抑うつ:DAT-SPECTへのテクスチャ解析の応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K16618
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

田村 赳紘  東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 助教 (70793876)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードdepression / dopamine dysfunction / biomarker / texture analysis
研究実績の概要

本年度は、引き続き研究対象者のリクルートを行い、年度途中までに50例程度の蓄積が得られた。データ収集については、2016年1月1日から2022年12月31日までの期間を対象とし、東京医科歯科大学病院精神科にてうつ病、双極性感情障害、統合失調感情障害、適応障害と診断され、DAT-SPECTを施行された患者297例(延べ数)をリクルートした。収集した臨床情報や行った解析等は昨年度の実施状況報告書に記載した内容と同様である。
また、2022年8月には本研究の成果として、2016年1月から2021年10月の期間内に収集したうつ病・双極性障害の患者150例のデータを基に、第一報を国際学術雑誌に投稿した。
現在、2023年1月以降のデータ収集、ならびに既報とは異なる視点から抑うつにおけるDAT-SPECTのテクスチャ解析の有用性を示すため、追加の解析を順次行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

抑うつにおける、DAT-SPECTへのテクスチャ解析の応用がもたらし得る有用性について示すことはできたが、本研究計画にも記載していた治療反応性予測のツール作成に関する進捗が想定より遅れているため。

今後の研究の推進方策

症例数の蓄積については概ね順調であるため、すでに収集済みのデータ解析ならびに学会発表、論文投稿を含む成果報告を継続していく。

次年度使用額が生じた理由

本研究計画の進捗に遅れが生じており、研究期間を1年間延長した。それに伴い、オープンアクセス料を含む論文投稿に係る経費、研究遂行に必須の各種デバイス等の購入費用を次年度使用額として生じさせざるを得なかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Dopamine dysfunction in depression: application of texture analysis to dopamine transporter single-photon emission computed tomography imaging2022

    • 著者名/発表者名
      Tamura Takehiro、Sugihara Genichi、Okita Kyoji、Mukai Yohei、Matsuda Hiroshi、Shiwaku Hiroki、Takagi Shunsuke、Daisaki Hiromitsu、Tateishi Ukihide、Takahashi Hidehiko
    • 雑誌名

      Translational Psychiatry

      巻: 12 ページ: 309

    • DOI

      10.1038/s41398-022-02080-z

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2023-12-25  

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