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2022 年度 研究成果報告書

GABA神経伝達の低下が自閉スペクトラム児の発達に与える影響について

研究課題

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研究課題/領域番号 20K16623
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

廣澤 徹  金沢大学, 子どものこころの発達研究センター, 准教授 (80645127)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードMEG / ASD / グラフ理論
研究成果の概要

主に未就学のASD児、健常児をそれぞれ公募し、脳内神経ネットワークの構造の違いをMEGを用いて調べた。自閉スペクトラムの診断は国際的に広く使われている構造化面接であるADOS、DISCOを用いて行い、知能検査はK-ABCを用いて行い、コミュニケーション障害やこだわりの強さはSRSを用いて評価した。MEGを用いて脳内の68部位の神経活動を推定し、脳部位間の神経活動の相同性をPhase lag indexを用いて評価することで脳内神経ネットワークを可視化した。可視化した脳内神経ネットワークをグラフ理論を用いて解析し、ASD児と健常児の神経ネットワーク構造に有意な違いを見出すことができた。

自由記述の分野

自閉スペクトラム症の病態について

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究は、自閉症スペクトラム障害(ASD)児と健常児の脳内神経ネットワークの違いを調べ、ASDの脳の特性を明らかにすることを目的としました。未就学のASD児と健常児を対象に、MEGを用いて脳活動を計測し、脳内神経ネットワークを可視化しました。その結果、ASD児と健常児の脳内神経ネットワークには有意な違いが見られ、ASD児の脳は健常児の脳とは異なったネットワーク特性を持つ傾向があることが分かりました。この成果は、ASDの病態解明や早期診断の向上に役立つと期待されます。

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公開日: 2024-01-30  

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