まず、解析において十分量のCFAP43ノックアウトマウスを繁殖させることを試みた。 しかしながら、CFAP43ヘテロノックアウトマウス同士の交配による妊娠確率が低く、出生しても、母マウスに食殺されることが続き、相当回数の交配作業を繰り返したものの、解析における十分頭数のCFAP43ノックアウトマウスを得ることは困難であった。CFAP43ノックアウトマウスの頭数は限られていたことから、貴重な個体をサクリファイスすることなく脳室拡大の程度を計測する必要性が生じたため、マイクロCTを用いた脳室を計測を試みた。しかしながら、子マウスの脳及び脳室は極めて小さく、正確な描出が困難であった。
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