本年度は、前年度に選定したステルス化CmPプローブを用い、腹膜播種マウスより採取した腹水(血性)において腹水量とDNP-MRIの信号強度の相関を検討した結果、DNPの信号強度は、腹水の量に依存して上昇した。 腹膜播種モデルマウスを用いた実証試験と超早期検出へではSUIT2腹膜播種モデルを作成し、1~2で決定した条件・プローブを用い腫瘍移植早期から経日的な変動をDNP-MRIで追跡イメージングした結果、実際にMRIシグナル強度と腹水の相関マップを得た。また腹膜播種の進行度を検出する目的で、オプティカルイメージングで腹膜播種の進展を確認、本法と比較した結果、腹膜播種の進行度と腹水によるMRI信号強度変化との相関性があることが明らかとなった。
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