①従来法よりも正しく診断できれば、治療方針が変わり、予後が改善する。②ATTR心アミロイドーシスで最も正確な診断方法は心筋生検だが、心機能低下患者や高齢者では危険である。新しい方法で低侵襲かつ高精度に診断できれば、患者のリスクを減らし、なおかつ早期診断できる。同疾患の新治療薬は早期ほど効果が高いため、予後改善に貢献する。③集積体積が「疾患重症度の精密な評価」や「治療効果判定」などに活用できることが期待される。新しい治療薬は高価であり、効果的な投与法が分かれば、医療経済の面でも貢献できる。④ピロリン酸は投与3時間後の撮像が多いが、1時間後で検査が終われば、患者および医療関係者のQOLが向上する。
|