• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

診断マーカーとしての細胞外pHマッピングの臨床応用

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K16759
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関徳島大学

研究代表者

松元 友暉  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (70838151)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードMRI / QPM / 造影剤 / 細胞外pH / pHe
研究成果の概要

本研究では、定量的パラメータマッピング(QPM)を用いて造影病変における緩和度(r1)と造影剤濃度を別々に評価する新しい方法を提示した。さらに、腫瘍病変の細胞外pH(pHe)を推定することも目的とした。本研究では、原発性脳腫瘍は他の脳腫瘍に比べ有意にpHeが低い傾向を示した(P < 0.001)。この結果は、QPMが脳腫瘍におけるr1とCA濃度を別々に定量できること、そしてpHe脳腫瘍マッピングが腫瘍バイオマーカーとして機能することを示唆しているのかもしれない。結論として、本手法は治療効果判定に臨床応用できる可能性がある。

自由記述の分野

放射線医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳腫瘍の代謝変化を評価することは,正確な診断において重要である.今日の臨床診断では,MRI装置を用いた造影剤検査が多く用いられる.しかし,これは相対的なMR信号変化であり,脳腫瘍の代謝変化を定量評価することは難しい.この問題を解決するため,研究代表者はquantitative parameter mapping(QPM)技術を用いた細胞外pHマッピングを開発し,脳腫瘍代謝変化の定量マッピングを試みている.細胞外pHを正確に測定すること(細胞外pHマッピング)は,腫瘍の進行度を正確に診断するための重要な手段になりうる.

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi