研究課題
2022年7月に国際査読付きジャーナルのJVIRにMaskless 2-Dimensional Digital Subtraction Angiography Generation Model for Abdominal Vasculature using Deep Learning.として出版した。これは腹部領域でのでモーションアーチファクトのないDSA画像作成の技術の論文が作成ができた内容である。この結果、2021年6月の頭部領域の論文と合わせ、2本の論文が出版できたことになった。本年度は、上記の出版に加えて、これらの論文の革新性から、様々な賞を受賞した。まず、2022年6月に日本のインターベンショナルラジオロジーでの最高権威の学会である日本IVR学会において、優秀論文賞を受賞した。この際には、受賞記念として、日本インターベンショナルラジオロジー学会雑誌にて、技術の説明の寄稿を行い、日本の医療現場でインターベンショナルラジオロジーを行っている医師に広く技術の周知を行った。その後、2022年9月にはバルセロナであった国際学会であるThe Cardiovascular and Interventional Radiological Society of Europeにおいて、Generation of synthetic subtraction angiograms in abdominal region using deep learningのタイトルで本研究の発表を行い、Certificate of Meritを受賞した。これにより、世界のインターベンショナルラジオロジーでの最高権威の学会において、その技術を広く周知するとともに、革新性が認められた形となった。最後に、2022年12月に大阪公立大学より南部陽一郎記念若手奨励賞を受賞した。この賞は、大阪公立大学での研究者に送られる最も名誉な賞である。以上が本年度の総括であり、論文出版にとどまらず、日本・世界のインターベンショナルラジオロジーで最高権威の学会での発表を行い、それぞれで賞を受賞できるという結果を得ることができた。
2: おおむね順調に進展している
予定に計画性があったため。
本年度までに当初予定していた研究成果は達成できた。これにより、我々の研究は一定の目標を達成し、その有用性が認められる段階に至った。来年度は前倒し請求を行っており、大きく研究が動くことは予定されていない。しかしながら、研究は常に進化し続けるものであり、今後もさらなる発展や応用を目指していく必要がある。そのため、来年度の研究計画においては、現状の成果をベースに、引き続き研究の広報活動を行うことを重視する。来年度の研究計画では、これまでの成果を活かした広報活動をすることで、研究の影響力を拡大し、関連分野への応用や他研究者との連携を促進することを目指す。具体的には、学会発表を通じて研究成果の普及を図るとともに、他の研究機関や産業界との交流を深め、新たな連携プロジェクトを展開することを検討する。これらの取り組みにより、研究の価値を最大限に高め、研究の発展に寄与できることを期待する。
雑費を抑えることができたため。
すべて 2022
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
Journal of Vascular and Interventional Radiology
巻: 33 ページ: 845~851.e8
10.1016/j.jvir.2022.03.010