低酸素イメージング剤と半導体PETを用いて、免疫治療の治療効果予測/判定に有用な非侵襲的画像診断マーカーの確立を目標として、デジタル半導体検出器を搭載した最新のフルデジタルPET/CT装置を用いて、微小な構造での定量評価について以下の基礎的検討を行った。(1)小血管(冠動脈・頸動脈)における炎症性プラークの活動性をFDG PETで定量評価し、その再現性が中等度であることを示した。また、冠動脈疾患の患者では小動脈における活動性炎症が33~50%でみられることを示した。(2)小構造における生理的集積について、従来のアナログPET/CT装置と比較して定量評価が向上していることを示した。
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