研究課題
若手研究
本研究はIrreversible electroporation(IRE)と呼ばれる、経皮的に電極針を挿入し通電する技術の、深部膿瘍に対する有用性を検討する研究である。IREはこれまで局所進行膵癌や肝細胞癌で治療応用され、今後はその他の悪性腫瘍について応用が期待されている。本研究では深部膿瘍(肝膿瘍)を有するマウスを用いて前述の有用性について検討した。研究期間を通じて、英文原著論文1本、総説2本、日本語総説1本、学会発表2本を行った。また、書籍の一部執筆にも携わっている。
放射線医学
Irreversible electroporation(IRE)は これまで局所進行膵癌や肝細胞癌で治療応用され、今後はその他の悪性腫瘍について応用が期待されている。肺の難治性膿瘍に対しラジオ波焼却療法が報告されており、本研究ではマウスを用いた深部膿瘍(肝膿瘍)について検討した。腹部の難治性膿瘍の主治療は抗菌薬とドレナージであるが、焼却療法が臨床応用されることで、患者のQOLの向上や治療・入院期間の短縮に繋がることが今後期待される。