研究課題/領域番号 |
20K16796
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
浦野 みすぎ 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (10769954)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | CTアンギオグラフィー / ニトログリセリン / 乳房再建 |
研究実績の概要 |
本研究では以下の手順にしたがい、穿通枝の視認性についてのデータ収集、分析を行い、さらに乳房再建術前計画用画像再構成モデルの構築を試みる。 ニトログリセリン投与群と非投与群における造影CTアンギオグラフィでの穿通枝の視認性に関する後方視的データ収集、比較、分析を行い、最適な撮影プロトコル、3D再構成画像を作成ししデータ収集、分析を行う。評価項目は以下の通りである。 A. 主評価項目 ・深下腹壁動脈および浅下腹壁動脈の起始部からの同定長(定量) ・起始部、5、10、15cm遠位、深下腹壁動脈の腹直筋穿通枝前後における血管径、S/N (シグナル/ノイズ)比の計測(定量) ・2人の放射線科医による造影CTA元画像および3D再構成画像での穿通枝末梢血管の視認性についての4点スケール視覚評価 (定性) B. 副評価項目 ・ 患者背景(年齢、体重、造影剤投与量、造影剤の種類、糖尿病などの既往歴など) ・ 深下腹壁動脈、浅下腹壁動脈の分岐破格の分類 ・検査時の撮影条件 (使用装置、pixel matrix、pitch、rotation timeなど) データ分析後のフィードバックによる3D画像再構成モデルの構築を行い、術前計画用画像が手術プランニングに応用可能か検証する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ニトログリセリン投与群と非投与群における造影CTアンギオグラフィでの穿通枝の視認性に関する後方視的データ収集を行ったところ、短径2mm未満のレベルではニトログリセリン投与群と非投与群で血管サイズに優位差がでないことがわかった。 この点において、手術手技に影響を及ぼすレベルであるか確認する必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
ニトログリセリン投与群と非投与群における造影CTアンギオグラフィでの穿通枝の視認性に関する後方視的データ収集を行ったところ、短径2mm未満のレベルではニトログリセリン投与群と非投与群で血管サイズに優位差がでないことがわかった。 この点において、手術手技に影響を及ぼすレベルであるか確認する必要がある。術前CTアンギオグラフィの末梢の追跡の程度について、形成外科医と許容される血管径について再検討する必要がある。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画が遅延しており、学会発表や論文投稿が遅れている。論文投稿準備が整い次第、論文投稿料などが必要となる。
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