研究課題/領域番号 |
20K16820
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
高橋 正明 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (30837167)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | CT / MRI / IgG4 / 大動脈炎 / 動脈瘤 |
研究実績の概要 |
本研究の対象となる症例の順次追加を行った.過去の患者情報や検査記録の取り寄せや確認に時間を要した.また,「IgG4関連疾患の診断基準並びに診療指針の確立を目指す研究」班の動脈分科会で作成されたIgG4関連大動脈炎/動脈周囲炎および後腹膜繊維症の全国調査表を参考にし,評価項目の追加を行った. 動脈測定および画像所見,また検査値所見.既往疾患やIgG4関連疾患の病勢,再燃の有無などの詳細なデータが大部分揃い,解析作業に移っている.テクスチャ解析やAIを用いた画像解析の可能性に関しても検討している.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新たな評価項目の追加を行っており,そのためにすべての症例のカルテ,画像の再確認を要した.症例数も多く,計測に時間を取られることとなった.また,診断時の検査値が現在の電子カルテに移行前であり,検査値確認に難渋した. データはある程度収取できたが,症例ごとに検査値や患者情報に欠損等があり,解析に難渋している. 新規患者数が少なく,経過での画像も短期でしか評価できず,前向き研究に関しては依然として難しい状況にある.
|
今後の研究の推進方策 |
予定していたデータはある程度そろったため,解析作業を早急に進め,学会発表や論文作成にとりかかる.同時にテクスチャ解析やAIを用いた画像解析の可能性も引き続き模索していく.
|
次年度使用額が生じた理由 |
令和4年度は患者情報と検査値収集に時間がかかり,解析や論文作成まで至らなかった.使用計画として,現在行っている解析および今年度の学会発表,論文作成に使用予定.
|