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2023 年度 研究成果報告書

拡張型心筋症の病態解明を目指した非侵襲的心筋性状・代謝MRイメージング法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K16823
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

上田 淳平  大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任研究員(常勤) (50867562)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード拡張型心筋症 / MRI / strain / デュシェンヌ型筋ジストロフィー
研究成果の概要

本研究では、拡張型心筋症の疾患モデルマウスである、C57BL/10-mdx (mdx)マウスを対象として、前臨床用7 T MRI装置を用いた心臓の評価を行った。マウスの心臓のシネMRIを撮像することで、拡張末期、収縮末期における左心室内腔の体積を基に算出した、左心室の心機能を測定した。またfeature trackingという方法を用い、心筋の壁運動を定量化する心筋strain解析を行った。本研究では新たな心臓のcine MRI撮像法を用い、上記の方法でmdxマウスの心臓の評価を行った。それにより、従来の研究ではあまり報告が無かった、若年時のmdxマウスの心機能低下を示唆することができた。

自由記述の分野

ライフサイエンス / 放射線科学 /

研究成果の学術的意義や社会的意義

拡張型心筋症はその病態が完全には解明されておらず、日本においては難病に指定されている。Mdxマウスは拡張型心筋症の疾患モデルマウスとして利用されている。このmdxマウスの心機能の変化をMRIで評価し、心機能の早期の変化を捉え、解明することは、拡張型心筋症の病態の解明の一助になるものであると考えられる。本研究では、従来報告されてこなかった、若齢のmdxマウスの心機能の変化を、新たな心臓のcine MRI撮像法とstrain解析の手法であるfeature tracking法を組み合わせることで、捉えることに成功した。よって本研究成果は拡張型心筋症の病態解明につながる研究であると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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