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2022 年度 実施状況報告書

新生児慢性肺疾患に対するCRISPLD2タンパクの有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K16857
研究機関島根大学

研究代表者

柴田 直昭  島根大学, 医学部, 特別協力研究員 (60633138)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード新生児慢性肺疾患 / CRISPLD2
研究実績の概要

新生児慢性肺疾患(CLD)は、確立した治療法がないため、現在でも致死率や合併症率が高く、有効性と安全性を兼ね備えた治療法の開発が必要 である。そこで、 我々は肺の形成と抗炎症作 用の両方に効果を発揮するが、高濃度酸素状態で産生が低下するCRISPLD2タンパクを用いてCLDへ の有効性だけでなく、作用機序と 適切な投与方法も明らかにする。本研究戦略は、ヒトへの臨床応用を行い、CRISPLD2がCLDの標準的治療を目 指すとともに、CLD以外の難治性肺疾患への適応拡 大にもつなげることで、難治性肺疾患の新規治療薬の開発につなげることが目標である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

CRISPLD2タンパクを投与、抗炎症作用、繊維化抑制能、抗酸化作用および肺組織の再生能(遺伝子発現、Western blotting、免疫染色)を評価しているが、デキサメサゾンに比べてその効果が十分ではない。そのため、CRISPLD2を強制発現した細胞と共培養した実験をおこなっているが、効果が十分ではない。

今後の研究の推進方策

現在、他の薬剤や因子との併用での効果を検討している。

次年度使用額が生じた理由

実施計画が遅れているため、新たな手法で計画の遂行を行うことを決定したことにより、次年度も試薬に研究費を使用する。

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公開日: 2023-12-25  

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