研究課題/領域番号 |
20K16939
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
竹下 覚 愛知医科大学, 医学部, 助教 (20715875)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | SGA児 / 妊娠高血圧症候群 / 血小板減少 / トロンボポエチン / 神経発達障害 |
研究実績の概要 |
母体の妊娠高血圧症候群を始め、子宮内慢性低酸素を呈するさまざまな病態によって生じるSGA児について、その合併症の発生機序および治療について研究を行っている。SGA児のモデルラットを用いて、SGA児で一過性に生じる血小板減少の原因が未熟肝臓におけるトロンボポエチンの発現低下であり、トロンボポエチン受容体作動薬の投与によって血小板減少が改善することを明らかにした。これらの結果を論文として報告した。さらに、SGA児のモデルラットの脳組織の特徴を捉えることができた。現在はSGA児の神経予後改善を目指して研究活動を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
SGA児で生じる血小板減少について機序を解明し、論文化することができた。現在は神経発達障害について解析を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
SGA児の神経発達障害において脳組織の解析や介入手法について検討し、引き続き実験を遂行していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究に使用する機器および試薬に使用した。次年度使用額が発生したが、引き続き試薬購入などに充てる予定である。
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