研究成果の概要 |
IgA腎症と微小変化群でVEGF-Aスプライシングアイソフォームの解析を行った。IgA腎症12症例中、7症例が121,165,189を、5症例が121のみを発現した。微小変化群では13症例中、12症例が121,165,189を、1症例が121のみを発現した。real time PCRで各群のVEGF-A121,165,189遺伝子の発現量を測定し平均値を算出した所、微小変化群に比べIgA腎症がすべてにおいて上回っていた。 各症例においてVEGF-Aの発現量と蛋白尿、組織学的重症度、ステロイド治療などの相関性について臨床的な観点から検討を行ったがどれについても明らかな関連は認めなかった。
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