本研究では、以下の3点について検証することで、GPC-1を標的としたADCが膵癌の新規治療薬になり得ることを証明することを目的としている。 ①過去の報告通り、GPC-1が膵癌にて高発現していることを手術標本の免疫組織化学染色により確認し、また、予後との関連について解析する。 ②GPC-1にconjugateする薬剤として、Bystander killing effectのあるmonomethyl auristatin E(MMAE)の有効性を証明する。 ③GPC1-ADCが、in vitro、in vivoにおいて膵癌に抗腫瘍効果を持つことを証明する。
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