研究課題
本研究では、GPC-1を標的としたADCが膵癌の新規治療薬になり得ることを証明することを目的とし、以下の3点について検証する。①過去の報告通り、GPC-1が膵癌にて高発現していることを手術標本の免疫組織化学染色により確認し、また、予後との関連について解析する。②GPC-1にconjugateする薬剤として、Bystander killing effectのあるmonomethyl auristatin E(MMAE)の有効性を証明する。③GPC1-ADCが、in vitro、in vivoにおいて膵癌に抗腫瘍効果を持つことを証明する。
2: おおむね順調に進展している
研究成果とりまとめた論文を投稿中である。
計画通りに推進する。
研究は順調に進んでいるが、コロナ禍のため予定していた出張が中止となったため、未使用額が生じた。コロナ禍の状況によるが、可能な次第、出張を計画する。
すべて 2021
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)
Molecular Cancer Therapeutics
巻: 20 ページ: 1713~1722
10.1158/1535-7163.MCT-21-0015
Neoplasia
巻: 23 ページ: 939~950
10.1016/j.neo.2021.07.006