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2022 年度 研究成果報告書

Fontan関連肝疾患の線維化進展因子ならびに肝発癌因子の同定

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17035
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

佐川 孝臣  東京女子医科大学, 医学部, 助教 (80867929)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードフォンタン関連肝疾患 / 肝腫瘍 / 肝線維化
研究成果の概要

154人のFALDのうち、肝癌(HCC)は、15人(9.7%)に診断されました (年齢の中央値34歳)。FALD-HCC患者は、多脾症と食道静脈瘤の発生率が高率で、ヒアルロン酸(HA, p = 0.04)とFIB-4 index(p = 0.02)、総ビリルビン値(T-BIL, p = 0.07)、末期肝疾患モデルスコア (MELD-XI, p = 0.06)は高値でした。T-BIL値≧2.2mg/dL、HA値≧55.5ng/mL、MELD-XIスコア≧18.7の患者はHCCのリスクが高く、予後不良でした。多脾症の合併とMELD-XI高値がFALD-HCCの独立リスク因子でした。

自由記述の分野

消化器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

多脾の合併とMELD-XIスコア高値例は、FALD患者においてHCC発症と死亡を予測する可能性があると考えられ、FALDの非侵襲的な肝線維化マーカーを用いて、肝腫瘍発症のリスク患者の絞り込みが可能となると考えられます。また、中心静脈圧を下げるなどの治療介入により肝疾患の進行や肝発癌が抑止できるか、今後さらに検討する必要があります。

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公開日: 2024-01-30  

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