研究実績の概要 |
1. ラットを酸素濃度10%の環境下で20日間飼育を行い, 低酸素曝露による肺高血圧誘発ラットを作成し, 組織標本の作成を行った。組織学的に肺動脈の変化を観察し, 肺高血圧の評価法について検討した。今後、肺高血圧誘発ラットの血行動態の測定を行い, 血行動態的にも肺高血圧であることを確認する予定である。 2. T型カルシウムチャネル阻害剤の選定, 希釈法, 投与経路および投与方法についての検討を行い, 薬剤を肺にデリバリーする方法を確立した。 3. T型カルシウムチャネル阻害剤を投与し, 肺高血圧症の発症に関わるカスケードのシグナルを評価した。
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