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2022 年度 実施状況報告書

心筋梗塞後の心筋再生に寄与する患者背景因子と体細胞遺伝子の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K17098
研究機関東海大学

研究代表者

棗田 誠  東海大学, 医学部, 講師 (10631830)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード血管内皮前駆細胞 / 心筋梗塞 / 再生関連細胞
研究実績の概要

本研究は心筋梗塞により失われた心筋組織に対する幹細胞による再生医療が注目し、心筋梗塞患者の血液中の再生関連細胞の培養解析をする事で、そのばらつき
(リスポンダー・ノンリスポンダー(R/nR))の原因因子を同定して再生治療の開発に繋げる事を目的としている。
最初の実験は健常成人を対照群として心筋梗塞患者急性期の末梢血を解析し、血管内皮前駆細胞の再生能をFACSとcolony formation assayにて解析した。得られ
た再生関連細胞にvasculogenic conditioningを加え、Murine hind limb ischemica modelを併用してこれら再生関連細胞の血管増殖能を評価した。
実験の結果、①心筋梗塞患者の血管前駆細胞が高炎症状態においてその再生能が抑制されていること、②vasculogenic conditioningによってその再生能を促進することを証明した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

上記の結果を踏まえ、clonal hematopoiesis of indeterminate potentialがR/nRに与える影響を解明することを目標としているが、業務環境の変化などにより遺伝子解析に遅れが出ている。

今後の研究の推進方策

clonal hematopoiesis of indeterminate potentialがR/nRに与える遺伝子特性を解析する。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍の影響により所属施設からの海外への出張が認められず、本年は海外学会への参加を検討している。

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公開日: 2023-12-25  

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