研究課題/領域番号 |
20K17102
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
安田 理紗子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 内科, 助教 (10598923)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 左室駆出率が保たれ心不全 / HFpEF / スペックルトラッキング / ストレイン / 心不全レジストリ / 心エコー |
研究実績の概要 |
急性増悪期心不全患者の多施設共同心不全レジストリ(WET-HF)では、左室駆出率が保たれた心不全(Heart Failure with Preserved Ejection Fraction; HFpEF)患者を前向きに登録し、2021年4月現在、計270例の心不全患者登録を完了している。 そのうち、防衛医科大学校病院に入院した全症例について入院中心エコー検査を施行し、左房・右室ストレインを含めた詳細な検討を行っている。また入退院時に採血を行い関連するバイオマーカーの測定を進めている。その一つとして、近年サルコペニアは左室拡張障害と関連することが複数のグループから報告され、そのメカニズムとしてインシュリン抵抗性が関連する可能性が想定されている。そこでサルコペニア指標と関連が深いとされるミオスタチンの測定を行っている。また、腸内細菌由来物質で心筋傷害と関連するとされるインドキシル硫酸、TMAO(外注測定)の測定を進めている。 最終的な統計解析は次年度以降に予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナ感染拡大の影響で、心不全入院を受け入れられず患者数が想定より少ない状態である。また、解析器材の導入も遅れたため、研究課題の進捗がやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
今後もWET-HFレジストリによる HFpEF患者を前向きに登録を進め、入院中に心エコー検査および血液検査によるバイオマーカー測定を行う。 そして、それらの統計解析を次年度以降に予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナ感染拡大により想定よりもレジストリ―への患者登録が少なく、学会への参加も不可能であったため。次年度以降にバイオマーカー測定や学会出張などに使用予定である。
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