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2021 年度 研究成果報告書

急性心不全診療における栄養評価・管理の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 20K17122
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

佐藤 崇匡  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (60566545)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード慢性心不全 / カヘキシー / 栄養評価
研究成果の概要

呼気ガス分析装置を用いた安静指標を用いてエネルギー消費量(REE)は簡便に測定できる。心不全患者の栄養評価としてREEが有用であるかについて検討を行った。慢性心不全1,185名について、REE中央値は1185kcal/dayであった。REE低値群は 年齢が高値で女性の頻度が高かった。また、Body Mass Indexが低く、過去に報告された栄養指標が悪化していた。また、REE低値群ではBNPは高値であったが、左室駆出率は両群で差を認めなかった。さらにREEは独立した心血管イベント、心臓死、全死亡の予測因子であった。REEは心不全患者における栄養指標として有用である可能性が示唆された。

自由記述の分野

循環器内科 心不全

研究成果の学術的意義や社会的意義

国内外において継続した栄養評価および栄養介入がどのように患者アウトカムに影響するかは十分なエビデンスがなく、報告も極めて少ない。したがって、心不全患者における栄養指標の変化およびそれに基づく栄養管理についてはいまだ十分確立されておらず、本研究の成果は慢性心不全患者の継続した栄養指標及び管理を行うに際し、簡便かつきわめて有用な指標となりうる。また、様々な心不全治療介入によって栄養状態がダイナミックに変化しうる可能性があり、心不全の適切な介入の妥当性を評価しうる点でも意義は大きい。

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公開日: 2023-01-30  

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