研究課題
若手研究
骨髄をターゲットとした新規動脈硬化予防法を開発することを目標に、動脈硬化モデルマウスにおける、骨髄中の単球、骨髄のニッチ細胞のシングルセル解析を行なったが、単球の増加は認めるものの、動脈硬化に特異的な新規細胞集団の発見にまでは至らなかった。一方、ヒトの冠動脈プラークのシングルセル解析からは単球やマクロファージが急性冠動脈を起こすプラークには集積していることがわかり、プラーク形成や不安定化に関わることが分かった。
動脈硬化
動脈硬化における骨髄での単球増加を示すことができた。特異的な細胞集団の発見にまではいたらなかったが、骨髄の単球造血が動脈硬化に与える影響の一端を示すことができたと考える。