研究成果の概要 |
予後不良な間質性肺疾患の疾患関連遺伝子に関わる報告は主に白人に対するものであり、日本人におけるものは少なく全エクソン解析はこれまでにない。特に多くの間質性肺炎を発症している家族性間質性肺炎16症例のDNAを用いて全エクソン解析を実施した。得られた変異データについて機能予測ツールであるSIFT, PolyPhen-2などを用い、候補遺伝子を絞り込み、CELSR3, UNC13Dなどの変異を認めた。特にCELSR3の細胞間接着分子に注目し、A549細胞株を用いてsiRNAによるノックダウンを実施。60%ノックダウンに対して、N-Cadherin、α-SMA、Vimentinの発現増加を認めた。
|